ソーロングフェアウェルサヨナラグッバイ



どこにいこうかな。
ゆるゆるゆるゆる流れてみる。
考えもなしに。
ちょっと寒い。

ゆるゆる。
ゆるゆる。
ゆるゆるゆらゆらふらふらくらくらつらつらつれづれ。

いろいろ考えてはみたけれど、今ではもうその考えるというひたすらな作業にさえ拒否反応を覚えて

しまって、僕の中では考えないことが新しい、何も唱えないことが新しい、結局それは進化なのやら

退化なのやら、でもほら今も僕の性能の悪い脳はこんなくだらないことでさえ思考しようとするそん

な嗜好や志向が時には至高に思えたこともあったりしたけれど、今となっちゃそんなの歯垢みたいな

もんさ、勝手に生産されて勝手に脳に沈殿していく残り滓でしかない。
リメインズ。
だからふらふらしよう。
くらくらしてつれづれなる思索をシャットダウン。
けれどその選択だって思考の果ての残滓なのだから。
まったく、
たまったもんじゃない。

煩悩の固まりのような、
コンプレックスの固まりのような僕が所詮無の境地にたどり着けるわけなくて、
むらむらと、だらだらと、
それでも考えないようにするから、
走馬燈のように
いつかの感情や、
あの日の感傷やなんかが、
背後霊みたくまとわりついていて、
でもそれもわるくないかなあなんてゆるゆるの脳で考えてみる。
くるくるまわる。
あのときのぼくがないている。
それを無視する。
ああそれはまずいかわいそうだなんてテンポの遅れた判断を下して振り返ってみると、
そこには誰もいなかったりして、
ああ
なるほどねーなんて、
ちょっと天啓のように真理が分かったような心もちになるんだけど、
いやほんとにわかったんだよ。さっきはね。
今はもうわからない。


ゆらゆら。
ソーロングフェアウェルサヨナラグッドバイアディオスアデュー。


つらつら。



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