レイクサイド・アンダー・ザ・ブルー



言葉がその力を失う瞬間に出会って
(僕たちは言葉を通して理解し合っている)
僕は自分の無力さの 痛みに
(僕たちは言葉に依存して生きている)
痛みですらない 何かに
(言葉が足りない もっと もっと もっと)
ただ すっぽりと抜け落ちる 何かに

「皮肉だよ」

そうとしか言えなくて

明日を信じること つなぎ合わせること
(皮肉だよ)
痛くて何も見えないよ
(皮肉でしかない)
きみの存在に 救われる
(皮肉)
無力
(嘘)


無力でしかなかった
(皮肉だよ)
確かに誰かを救えていたよ
(事実だけど)
(そうだよ)
全ての喜びを知り得たところで
全ての苦しみを知り得たところで
(すべて嘘)
僕が語れるものがあるならば
(すべて嘘)
(すべて)
(すべて)
(すべて)
(なにもかも)
それがどこかにまだあるならば
(なにもかも)
嘘ではなくて

あるならば


ただ今は
何もかも失わなくていいだけの
疑わずにいられるほどの

強いひかりを

僕の肌を痛めつけてもいい
焦がしても

ただ
蒸発してしまいそうなほど


けれど僕を連れて行ってはくれない



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